大三島 愛媛県今治市大三島町
国指定文化財等データベース及び愛媛県の文化財による解説は、次のとおり。
名称: 大三島
ふりがな: おおみしま
種別1: 名勝
指定年月日: 1942.09.19(昭和17.09.19)
指定基準: 八.砂丘、砂嘴(さし)、海浜、島嶼,十.山岳、丘陵、高原、平原、河川
所在都道府県: 愛媛県
所在地(市区町村): 今治市大三島町
解説文:
瀬戸内海中島嶼ノ最モ多ク密集セル藝豫海峽ノ中央ニ位シ島中ノ最モ高峯タル鷲頭山上ノ眺望ハ甚ダ佳ナリ 山上ニハ奇巖峙チ松樹ノ翠黛亦觀ルヘキモノアリ山下ニハ國幣大社大山祇神社ノ蔚葱タル神林アリ景勝ト懷古ト相待テ一層致趣ヲ深カラシム
(愛媛県解説)
芸予諸島の一つの島である大三島は、瀬戸内海では4番目に大きい島である。島のほぼ中央にそびえる標高436mの鷲ヶ頭山は近島第一の高さであり、全山花崗岩でおおわれている。頂上からの眺望はすばらしく、瀬戸内海国立公園の一部を構成している。眼下に浮かぶ瀬戸の島々はもちろん、燧灘をこえて望まれる石鎚山・瓶ヶ森などの石鎚連峰のほか、中国山地も見わたすことができる。
鷲ヶ頭山の麓にある安神山は奇岩・断崖の峻険な地が多く、また足下に広がる台湖は県下唯一の離島ダムで、同島の景観を雄大にしている。