香々地町の主な石橋 潮観橋・霊仙寺無明橋・鵯越橋・払川小橋
豊後高田市香々地町の石橋のうち、潮観橋・霊仙寺無明橋・鵯越橋・払川小橋。中山仙境の岩峰にある霊仙寺無明橋は、後の記事でも再掲する。
石橋のデータと紹介文は、HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」大分県の石橋による。
写真 1〜 6 潮観(しおみ)橋
豊後高田市(旧香々地町)香々地 県指定 八幡川
橋長:10.7m 橋幅:2.8m 径間:5.8m 拱矢:2.6m
架設:安政5年(1858)
旧香々地町役場前から町道を海に向って800m、八幡川に架かっています。
奥が別宮八幡社。
(現地説明板) 県指定 潮 観 橋
この橋は別宮八幡社の表参道として作られ潮観橋と呼ばれています。香々地町では数少ない車橋です。
橋の袂に「潮観橋序」という碑がありますがその中に「往時天保九年(1838)秋水漲りて橋堕つ、是に於て五村の庶民相譲し石工をして車橋を作り水患を免る 今茲に安政五年(1858)両辺の欄干及び石燈籠を備う…」などど書かれていますから、車橋そのものは天保九年から安政五年の間に作られたものと思われます。
昭和57年3月県指定の有形文化財となりました。昭和50年頃八幡川改修にあたり、この橋のところが隘路となるため、移転保存の議が起りましたが、文化財保護関係者が現状保存を主張したので、橋脚部分を補修し原状を取りとめることができました。
香々地町教育委員会
写真 7〜 9 霊仙寺無明(むみょう)橋
豊後高田市(旧香々地町)夷
橋長:3.0m 橋幅:0.44m 径間:2.3m せり持式桁橋
架設:不明
旧香々地町役場南から県道653号線を6Km南下。
左手には霊仙寺、右上山の上に見えます。
写真 10〜 11 鵯越(ひよどりごえ)橋
豊後高田市(旧香々地町)樫木 請 堅来川
橋長:6.6m 橋幅:2.3m 方杖桁橋
国道213号線、堅来港より県道708号線を2.7Km南進。
オレンジロードを越して200m先右手に架かっています。
斜めの(方杖)石材で支える。
写真 12 払 川 小 橋
豊後高田市(旧香々地町)
橋長:m 橋幅:m 径間:m 拱矢:m
架設:
方杖桁橋
堅来港より県道708号線を2.7Km南進。
オレンジロードを越して200m先右手に同形式の鵯越橋が架かっています。
その50m上流、払川辰夫氏宅の出入り口に架かっています。
ご主人のお話では一度流されて50年くらい前に架け替えられたそうです。