鏝 絵(こてえ)  宇佐市安心院町内全域

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鏝 絵(こてえ)  宇佐市安心院町内全域

安心院町は、五穀豊穣・招福辟邪を祈るさまざまな絵柄の鏝絵(こてえ)を配した建物が多い。左官職人の心意気が、町並みに今なお息づく。私が通りかかって見た鏝絵のほんの一部。
宇佐両院観光連絡協議会HP「宇佐百景 散策紀行」による説明は、次のとおり。

鏝 絵  安心院町内全域
鏝絵とは、土蔵や家の戸袋、壁などに描かれたレリーフのこと。平らに塗られた漆喰の壁面に、鏝を使って薄肉状に盛り上げた浮き彫りを施し、彩色したものである。乾燥しきった壁では付きが悪く、壁が生乾きの間に一気に仕上げなければならないため、左官の巧みな技術が要求される。
図柄としては、七福神、龍虎、鶴亀、風景などが描かれ、邪を遠ざけ、幸福を招く招福辟邪の祈りが込められている。安心院町では明治初めから盛んに描かれるようになり町内には、今でも70余ヶ所に鏝絵が残っている。その特徴は、大作が多く、恵比寿、大黒などの定番題材に加えて、他地域ではあまり見られない蝦蟇(がま)や天狗などの題材が見られることである。題材の豊富さでは群を抜き、ユーモラスで、バイタリティあふれる鏝絵が残っている。