長崎外の古写真考 目録番号:3219 下関(3)

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:3219 下関(3)

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:3219 下関(3)

目録番号:1191 下関(2)
〔画像解説〕
関門海峡と赤間神宮。内田九一の撮影による。赤間神宮は壇の浦で果てた幼帝安徳天皇を祀る。安徳天皇と平家一門への回向として5月3日には「先帝祭」が行われる。

■ 確認結果

目録番号:3219「下関(3)」は、次の目録番号:1191「下関(2)」のとおり、下関の赤間関「亀山八幡宮」で、〔撮影者:内田九一〕であろう。
金子隆一氏論文HP”内田九一の「西国・九州巡幸写真」の位置”69頁に、「図20 赤間関 亀山八幡宮」として掲載されている。
明治天皇が下関を訪れたのは、明治5年(1872)6月。随行した内田九一が撮影した写真である。東京都写真美術館蔵。