長崎外の古写真考 目録番号:6495 浦カスミ

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:6495 浦カスミ

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:6495 浦カスミ

■ 確認結果

目録番号:6495「浦カスミ」は、東京霞ヶ関で「外務省」であろう。
小沢健志氏編「新版 写真で見る 幕末・明治」世界文化社2000年刊26〜27頁に、同じ建物が「外務省 1872年ころ ファー・イースト」として掲載されている。同解説は次のとおり。

外務省 1872年ころ ファー・イースト
コレクションの資料には外務省となっている。明治2(1869)年太政官制の改革により外国官制を廃して外務省創設。人力車が斜めを向いているのは、坂道で加速しすぎないように蛇行しながら下っているため。

小沢健志氏監修「古写真で見る 江戸から東京へ」世界文化社2001年刊45頁には、「旧筑前福岡藩黒田家上屋敷 現在の霞が関2丁目外務省付近の潮見坂の光景」となっている。