長崎外の古写真考 目録番号:2058 寺の参道

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:2058 寺の参道

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:2058 寺の参道
〔画像解説〕
典型的な参道風景である。左側にお参り前に手を清める手水所があり、中央には参拝客が見られる。服装や日傘から判断するに季節は夏であろう。

目録番号:2059 浅草寺本堂(2)
〔画像解説〕
浅草寺の境内でくつろぐ3人の外国人。右側の日傘をさした人物はカメラが珍しくて寄ってきたところで偶然に画面に入ってしまったのだろう。

目録番号: 159 浅草寺仁王門(1)
〔画像解説〕
木立に挟まれて見える浅草寺仁王門(宝蔵門)。東南にあった弁天池(整理番号4-11)から撮影されたもの。門の手前、中央やや左に二尊仏の後姿が見える。左手前に弁天池の一端と、仲見世通りに続く橋が見える。

■ 確認結果

目録番号:2058「寺の参道」は、次の目録番号:2059「浅草寺本堂(2)」の前に撮影した写真だろう。目録番号:2059「浅草寺本堂(2)」が間違いないとすると、浅草寺の本堂側まで行って、参道と「仁王門」を振り返って撮影したと思われる。
上下白い洋服の外国人は、同一人であろう。立木も向きを変えたら同じようだ。

目録番号: 159「浅草寺仁王門(1)」も参照。戦前の浅草寺仁王門と戦後再建された現在の浅草寺宝蔵門(旧仁王門)は、HP「私の昭和史ー忘れ得ぬ人びと 人生一期一会」から。