長崎外の古写真考 目録番号: 232 薩?峠と富士山

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号: 232 薩?峠と富士山

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号: 232 薩?峠と富士山
〔画像解説〕
駿河湾上に庵原山地と重なって雄大な姿を見せる富士。この構図は安藤広重の東海道五十三次の「由比の図」にそっくりである。峠は海岸からかなり離れた山中にあり、難所として知られていた。

■ 確認結果

目録番号: 232「薩?峠と富士山」の峠名は、「薩埵峠」(さつたとうげ)。
薩埵峠は、静岡県静岡市清水区にある峠である。東海道五十三次では由比宿と興津宿の間に位置する。ワードプロセッサーでは「埵」の字が変換できないため、「薩た峠」と表記する例が増えている。