ぼんたくん?  長崎市栄町中島川公園

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ぼんたくん?  長崎市栄町中島川公園

あじさいの季節。眼鏡橋1つ下流の石橋「袋橋」脇の中島川公園に、有名な少年かっぱがいる。清水崑の漫画をモデルにした、クジラに乗った「ぼんたくん」。建立の碑文は次のとおり。

「ぼんたくん」・清水 崑

上潮にのって迷子になり中島川をのぼってきた子鯨を見つけて、少年かっぱのぼんたくん、背中に飛び乗り大喜び。昭和五十七年七月の大水害を忘れぬためにも、「ぼんたくん」を可愛がってください。  鯨見よ夕月縦に真半分 孤音(崑の俳号)
平成四年十月六日建立
原作 清水 崑  監修 清水恒子   制作 安藤 士・松平 実

詳しくは清水崑展示館を。http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/shimizu/history/index_5.html
後ろの写真は、袋橋下に残る船繋石と、スケッチ中の眼鏡橋。

「長崎市中の茶屋」オープン 丸山地区の新たな観光スポットに
(HOP STEP KYUSHU 2001年12月号166ページに掲載)

昨年、なかにし礼氏の小説や映画で盛り上がった「長崎ぶらぶら節」。その歌詞にも登場し、一躍脚光を浴びた「中の茶屋」が広く市民に利用できる施設として11月1日(2001年)にオープンした。
中の茶屋は、丸山(寄合町)の遊女屋「中の筑後屋」が江戸時代中期に茶屋を設けたところで、別名を「千代の宿」とも呼ばれていた。幕末期にできた俚謡「長崎ぶらぶら節」には、『遊びに行くなら 花月か中の茶屋』と読み込まれており、花月楼とともに丸山最高の茶屋として、長崎ばかりでなく他郷の人々にも知られ、内外の文人墨客が好んで親しんだ。長崎奉行の市中巡検の際にはその休憩所にあてられることも多かった。
長崎市は、この歴史的文化的な価値のある市指定史跡中の茶屋を保存活用するため、「清水崑展示館」「茶室・和室」「庭園」の3つの施設からなる「長崎市中の茶屋」を新たに設置した。
清水崑展示館は、長崎市出身の「かっぱ絵」で有名な清水崑画伯の遺族から寄贈を受けた約
3400点の作品の中から一部を展示。最初の展示となる今回は、寄贈を受けたすべてのジャンルを網羅した作品を展示しており、その芸術を知るうえで貴重な作品群となっている(入館料は一般100円、小中学生50円)。
茶室・和室は、施設の雰囲気にあった茶会や句会などの和風的な催し物に使用することができ、有料で貸し出している。
庭園は、往時の中の茶屋がしのばれ、無料で公開している。
史跡内に清水崑画伯の美術作品を組み合わせたこの「長崎市中の茶屋」が、今後、新しい丸山地区の観光スポットとなり多くの観光客が訪れることで、丸山地区の活性化だけでなく、長崎市の観光振興につながることが望まれている。