長崎の古写真考 目録番号:3222 大光寺(2) ほか

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長崎の幕末・明治期古写真考 目録番号:3222 大光寺(2) ほか

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。

目録番号:3222 大光寺(2)        同作品 目録番号:3220 大光寺(1)(彩色あり) 

目録番号:3251 大光寺(3)
〔画像解説〕
内田九一撮影の大光寺と男性。同じアングルで上野彦馬が同じポーズをとりベアトが撮影した幕末の写真が残されているが、明治5(1872)年の天皇の西国巡幸で長崎に随行した九一がこの写真と同じポーズでこれを撮影したと推測される。同じ写真の無彩色もコレクションの中にある。

■ 確認結果

長崎市寺町の浄土真宗本願寺派「大谷山大光寺」の境内。3作品は彩色のあるなしはあるが、まったく同じ写真である。
目録番号:3251「大光寺(3)」では、「内田九一撮影の大光寺と男性。…明治5(1872)年の天皇の西国巡幸で長崎に随行した九一がこの写真と同じポーズでこれを撮影したと推測される。…」と画像解説している。

続く「同じ写真の無彩色もコレクションの中にある」というのが、目録番号:3222「大光寺(2)」の作品であろう。これが本作品と思われる。同じ作品の目録番号:3220「大光寺(1)」とも、「撮影者:未詳」のままになっているので、画像解説とも調整してほしい。関連作品では出てくるが、撮影者検索では出てこない。