新田神社の大クス  薩摩川内市宮内町

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新田神社の大クス  薩摩川内市宮内町

薩摩川内市街を通る国道3号線の「267入口」交差点から、国道267号線に入らず反対方向の県道44号線に右折する。しばらく進んだ宮内交差点先の右手に赤い大鳥居があり、石橋「降来橋」を渡った高台に新田神社がある。参道の長い石段左右や拝殿裏手の森にも多くの大クスが見られるが、指定の大クスは拝殿右下近くの参道脇にある。

現地説明板は次のとおり。新田神社の大クスは「かごしまの名木」に選定されていない。
神社後ろの小山には、神代三山陵の1つにあげられ、明治7年、ニニギノミコトの墳墓と指定され宮内庁直轄で管理されている「可愛山陵」(えのさんりょう)がある。

薩摩川内市指定文化財  新田神社の大楠

昭和46年11月1日指定  管理者 薩摩川内市教育委員会
クスノキは、関東以西に分布し、樟脳をとる工芸植物としても重要な樹です。また、建材や船材として有用な樹でもありました。
このクスノキは、根回り13.3m、目通り幹回り9.9m、枝張りが東西17.2m、南北は15.5m、高さ約20m余り、根元近くは空洞になっていて、樹齢2000年ともいわれていますが、年輪成長平均率からすると約650〜800年と推定されます。
地上2mのほどの所に彫刻が施されています。これは慶長年間(1596〜1615)に新田神社を修築した時に、工事奉行の阿多長寿院盛淳(?〜1600)が自ら薬神ともいわれる大穴牟遅神の像を刻んで奉納したものと伝えられています。
可愛の山の樟の大樹の幹半ば うつろとなれど広き蔭かな    与謝野鉄幹
平成10(1998)年3月建立