稲富神社のイチイガシ・タブノキほか 薩摩郡さつま町求名
さつま町の宮之城市街地から、国道267号線を伊佐市大口方面へ約15kmほど行くと、求名(ぐみょう)という地区がある。求名駅前(求名駅という駅は廃止されて今はない)というバス停があり、国道左に大木群が見えるのが稲富神社である。
かごしまの名木 33 愛称 稲富神社のイチイガシ 樹種 イチイガシ
所在地 薩摩郡さつま町求名 所有者 稲富神社
幹周 5.5m 樹高 34m 樹齢 800年 本数 4本
現地説明板は次のとおり。参道石段を登ったすぐ左にあるのがイチイガシⅡの大木(写真5〜7)とⅢ及びイヌマキ。右にあるのがタブノキ(8〜10)である。
イチイガシⅠは拝殿右前にある(写真4)。
薩摩町(現さつま町)指定文化財 天然記念物 名 称 稲富神社古木群
所在地 薩摩町求名2681−1 所有者または管理者 宮司 赤崎 弘道
指定年月日 平成14年6月9日
稲富神社は寛文9年(1669)の創建と推定され、求名村の村社として尊崇されてきました。この境内には、推定320年の古木3本の外、200年近くの2本は創建当時の植栽と思われます。
この境内は南面で陽当たり、風通よく、地味が肥えて神域として大切に保存されたものであります。境内の古木は右のとおりで、外にも保存を要する樹種もあります。
イチイガシⅠ 幹周 3.3m 高さ 25.0m 推定樹齢 190年
イチイガシⅡ 5.5m 28.0m 320年
イチイガシⅢ 5.1m 34.0m 300年
タ ブ 5.7m 15.0m 170年
イヌマキ 1.7m 15.0m 320年
薩摩町教育委員会 平成15年8月建立