恐竜などの化石の地層 御船層群 熊本県御船町ほか
白亜紀後期の地層「御船層群」は、熊本県のほぼ中央部に分布し、御船町・甲佐町・宇城市にまたがっている。全体として2000mを越える厚さがある。地層を構成する岩石の違いによって、基底層・下部層・上部層に分けられる。日本初の肉食恐竜の化石”ミフネリュウ”の歯の化石は、下部層から見つかっている。
いろいろな化石が産出する地層をどこで手軽に観察できるか、御船町恐竜博物館に聞いた。
博物館から遠くでは、県道221号線と57号線で矢部方面に向い、途中の田代から吉牟田高原への道へ入る。田代から4kmほど行った所に「みふね化石ひろば」の案内板がある。
博物館の近くでは、辺田見交差点から右折、国道443号線を甲佐町方面に向う。妙見坂トンネルをすぐ抜け、しばらく行った妙見谷交差点から右手へ曲がると、建設機械置場の背後に地層が見られる。