白崎台場跡  大きな石柱2本残る

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白崎台場跡  大きな石柱2本残る

女神から小ヶ倉へ行く海岸沿いの国道に「白崎」バス停がある。小峰商店横から石段を登りつめた所の宅地石垣に「従是南佐嘉領」の藩境石が埋め込まれていることは、知られている。
しかし、長崎港を警備するため平戸藩が幕命を受けて、明暦元年(1655)築いたという「白崎台場」はどこにあったか。長崎市立博物館「長崎学ハンドブックⅡ 長崎の史跡(南部編)」や南公民館どじょう会「城郭他遺構調査書」台場・番所の部を見ても、台場絵図・史料規模などはあるが、具体的な場所がよくわからない。

この台場のことは、昭和53年発行小ヶ倉小創立百周年記念誌「小ヶ倉の歩み」四、ふるさと史料の中にも規模だけ書いてあったので、地元竹内唯夫氏に聞いたところ、場所はバス停小峰商店のすぐ上。古い石垣と竹林の中に大きな石柱が残り、ここではないかと言っていたから、2年ほど前、探しに行って確認したことがあった。
石柱の存在はほとんど人に知られていない。どじょう会の調査もまったく別の場所で記録がない。石柱が何のためのものか判らないが、今回、また行って写真を撮ってきたから、とりあえず紹介してみる。

石柱は石段道のすぐ左道脇。竹林の中の斜面地に落ちたようにして2本転がる。30cm角。かなり大きな石。長い方は3m、短い方は1.2mくらいある。