長崎の幕末・明治期古写真考 目録番号: 343 茂木(2)
HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」に収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。
目録番号: 343 茂木(2)
■ 確認結果
古写真HPで条件を指定して探すと、「茂木」は59点の関連写真がある。3点は横浜の弁天通りなので、長崎の茂木関連は56点である。
昨日から茂木の調査にかかって現地へ出向いていたところ、偶然にも本日朝、朝日新聞にこの古写真が載った。現在、茂木を集中的に調査中。確認できた茂木関連を今後、しばらく続ける。
朝日新聞の昨年夏から土曜日の第2地方面シリーズものは、「長崎今昔 長大写真コレクション」。2008年12月13日付紙面は、「茂木の海岸 洋食文化 先取りの地」であった。
記事中、茂木を通る34号線は、国道でなく「県道」であろう。また間違っているようだ。
新聞の掲載写真が、「目録番号: 343 茂木(2)」。新聞とも撮影場所の説明がないが、この古写真は、茂木の玉台寺本堂裏の一番高い墓地あたりから、茂木の海岸と町並みを写しているようだ。
墓地へ登ると、それでも高度が足りなかった。その後、ビーチホテルや小浜・天草通船の波止場となった中央岬の高台と、奥の北浦との間に海面が見えなくてはならない。
玉台寺墓地の高部よりまだ高い山手から写したようだが、道が不明だった。