水ノ浦のスクイ漁場  諌早市高来町水ノ浦

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水ノ浦のスクイ漁場  諌早市高来町水ノ浦

国道207号線により諌早市高来町まで行く。湯江を過ぎて長里への高台へ上がる国道右方に案内標識があり、右折して海岸へ行くと「水ノ浦のスクイ漁場」がある。
諫早湾干拓の水門が近くに見えるところ。行きは満潮だったが、帰りには潮が引いていて、干潟の先に石で築いた遊水地が見えた。
防波堤の少し先にあり、長靴を用意してないと、干潟の遊水地には歩いていけない。
現地説明板は次のとおり。

水ノ浦のスクイ漁場  (昭和62年市指定文化財)

すくい漁は、有明海の特質である干満の差の激しさを利用して魚を捕るという干潟地域特有の最も原始的で大掛かりであり、歴史の古いと思われる漁法である。満潮と共にすくいに入った魚が引潮に従いオログチ近くの遊水地に集まるようにして捕獲するものである。
「すくい」は有明海沿岸一帯・肥後・筑後・島原半島沿岸一帯には、江戸時代から明治の中頃まで200箇所以上見られたが次第に荒廃し姿を消していった。
県内唯一、往時の姿を留めるこの水ノ浦の「すくい」は健在である。
平成17年3月1日             諌早市教育委員会 高来文化協会