壱岐長者原化石層 (1)  壱岐市芦辺町諸吉本村触

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壱岐長者原化石層 (1)  壱岐市芦辺町諸吉本村触

「左京鼻」は芦辺町の東、八幡半島の北先端にある。芦辺港から芦辺大橋を渡り、壱岐市役所芦辺庁舎の方へ行き、「清石浜」を通り海岸沿いの道を行く。
郷ノ浦港からなら県道173号線、印通寺港からなら県道24号線により芦辺町諸吉二亦触交差点まで行き、八幡半島の南岸回りで「左京鼻」へ向かう。

「壱岐長者原化石層」は、「左京鼻」のちょうど反対側となる八幡半島の南先端部にある。「長者原崎」といい、八幡浦へ方へ回って屏風岩から漁港の寄八幡神社にかけて、この海岸部一帯に化石を多産する層がある。

従って、芦辺側なら「左京鼻」の園地を越えると、途中の道に「屏風岩」展望台があり、寄八幡神社へ着く。郷ノ浦・印通寺側なら「はらほげ地蔵」の方を通って寄八幡神社へ行く。化石層は神社の先から海岸部へ行くと見られる。後の写真が「屏風岩」
寄八幡神社が所蔵している化石を写させてもらったので、(2)はその写真集。 
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

壱岐長者原化石層  県指定天然記念物

指定年月日 昭和51年2月24日 所在地 壱岐郡芦辺町諸吉本村触 所有者 寄八幡神社
芦辺町八幡浦の南に突出した長者原崎に露出し、層理のよく発達した珪藻土質の地層であり、古くから植物の葉や魚の化石を多産することで名高い。含化石層は、長者原崎をはさんで東西に分かれ、100〜200mの延長をもって露出する。地層の走向はほぼ東西に分れ、南へ10〜14°傾斜する。西側の屏風岩の地層が指定されている。
本層の化石の研究は古くから断片的に行われているが、アメリカの魚類学者のジョルダンによって、大正8年(1919)に、魚類化石の新属・新種として、イキウス・ニッポニクスが記載されている。
最近では、石田町林徳衛氏が、植物化石(葉化石)40科67属83種、昆虫化石7科10種、魚類化石4目6科12〜16種、蛇化石1種を報告した。魚類の大部分はコイ科に属し、魚類相は中国大陸のものに近い。本層は、新生代第三紀中新世中期を示す。

七夕会壱岐観光情報HP「壱岐ファイル」自然環境編による説明は次のとおり。

長者原化石層  場所 ● 芦辺町諸吉本村触八幡浦  アクセス ● 芦辺港から車で10分、下車して徒歩5分
八幡半島の南端に、白い地層が露出している。手で触れると、まるでチョークのような感触で白い粉が手に残る。これは植物性プランクトンである珪藻の遺骸が堆積してできた土質で、古くから植物や魚の化石が産出する。大正8年に魚類化石の新種イキウス・ニッポニクスが発見された。魚類相は中国大陸のものに近い。かつて大陸と地続きで日本海が大きな淡水湖だった頃の記憶が、この地層には詰まっている。
県の天然記念物に指定されているので、化石採集はできない。

屏 風 岩    場所 ● 芦辺町諸吉本村触  アクセス ● 芦辺港から車で20分

八幡半島南端に、屏風を倒したように白い岩が露出している。長者原化石層と同じ珪藻土層で、むき出しになった地層はまるでバウムクーヘンのよう。珪藻土層の間に、小石を包含した黒い地層が一本入っているが、火山の噴火による火砕流が火山灰の層であろう。