龍蔵寺のイチョウ 壱岐市芦辺町諸吉触
芦辺港から左方へ芦辺大橋を渡り、県道23号線により郷ノ浦方面へ向かう。大橋の先の2つのトンネルを抜け、しばらく行くと右手にある寺が「龍蔵寺」である。
イチョウは、本堂左横の建物の裏手となる墓地内に立つ。
観音堂の前にはイブキもある。地上1mのところから4つの大枝に分れている。またこの木はビャクシン(イブキと同種)の大木で、直立した木の上に針状の葉のみもつイブキである。木の姿勢もよく樹相mも美しいらしい。
芦辺町「芦辺町史」昭和50年刊、第9章芦辺町の文化財969〜970頁による説明は次のとおり。町の未指定文化財。
龍蔵寺のイチョウ 壱岐市芦辺町諸吉触 龍蔵寺所有
イチョウは、落葉性の大高木。…このイチョウは龍蔵寺の墓地の一角に高くそびえ、木は相整って堂々と立ち、無傷で素直に生育してきたことがうかがえる。またこのイチョウは雌株で樹上高いところから、大木およそ30個余りのイチョウ特有の乳柱の垂下するのがみられ、秋には種子(ギンナン)をつける。
目通り幹囲 5.40m