蚊焼の俳句つき墓碑 曲江舎奇流雅翁

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蚊焼の俳句つき墓碑 曲江舎奇流雅翁

三和町教育委員会広報誌「あなたと広場」平成9年8月183号掲載記事 中島勇さんの「ご存じですか」は次のとおり。
蚊焼の俳句つき墓碑

蚊焼の地蔵寺下の国道端に小区画の墓地がある。
その中央部分に苔むしてはいるが蛇紋岩の立派な自然石が立っている。よく見るとそれは、曲江舎奇流雅翁居士(きょくこうしゃきりゅうがおうこじ)と記されているから墓碑であり、天保十五年(1844)の建立である。
そこには「吹けば薄に(すすき)に戻る柳哉(かな)」の遺吟が刻まれている。その達筆な文字といい、曲江舎奇流という風変わりな戒名といい、実に風流を感じさせるものがある。
今は立派であるが統一規格のものばかりになり、このような風流気のある墓碑にはめったにお目にかかれない。
雅流居士の俗名を田嶋卯兵衛と言うから、武士であったろうか。現在、蚊焼に田嶋姓を名乗る家はない。