孔子廟のカイノキとシナサワグルミ 長崎市大浦町
長崎市大浦町の孔子廟。儀門の正面池の縁に一対のカイノキ(楷樹)がある。別名「孔子木」。孔子に関係する所には必ず植えられる樹。
孔子廟HPによると、本廟創建の明治26年に植えられた。「トネリハゼノキ.ランシンボク」として説明板があった。近くに「シナサワグルミ」も2本あった。
Otoji.K氏HP「長崎の樹木」の中の街路樹による説明は次のとおり。
カイノキ(楷樹)
ウルシ科ランシンボク属 落葉高木 雌雄異株
葉は偶数又は奇数羽状複葉だが、頂小葉が欠けることが多く偶数羽状複葉が多い。小葉は5〜9対で卵状披針形。4〜5月、葉腋に円錐花序をだし、淡黄緑色の小さな花を多数咲かす。核果はちいさな球形で藍黒色。秋に紅葉する。
枝が直角に伸び、葉の成長が整然としていることから「楷書体」にちなんで名がついたとも言われている。ランシンボク、トリネコバハゼノキとも言う。中国原産で、中国では山東省の孔子廟に植えられていることで有名。大正末期に渡来し、学問の木として孔子に縁のある場所に植えられていることが多い。
長崎市・「孔子廟」のカイノキ。このような木が二本と、若木が数本ある。ハゼノキに似るが、触れたがかぶれなかった。6月で花の時期を逃した。