平戸の沖の島樹叢  平戸市木場町

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平戸の沖の島樹叢  平戸市紐差町

平戸市紐差教会先の紐差交差点から前津吉町へ平戸島の東側を行く県道60号線へ入る。
紐差小学校は手前で左折するのが県道である。後は「普門寺」「木ヶ津教会」の案内標識により湾沿いに進むと、その途中となる木ヶ津漁港へ出る。
防波堤の先端へ行けば、湾の入口対岸にある「沖の島」を一番近く見ることができる。

干潮時に対岸から渡られるとあり、大潮の先日、また行ってみた。紐差教会から国道383号線により平戸市街の方へ少し戻り、県道を鋭角に上った高台のカーブのところに「田島入口」「マルタ神父の墓」の案内標識がある。
この道を「田島」バス停まで進むと、下の海岸に沖の島が見え、コンクリート道を小さな船溜まりまで下ると、沖の島との間も堤防道路ができて繋がっていた。
社叢の中を上って反対浜の社殿と鳥居に出る。樹種は多いが枯倒木が多い。取り立てた大木はないようだ。鳥居の浜のハマボウが咲きかけていた。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

平戸の沖の島樹叢  県指定天然記念物

指定年月日 昭和51年2月24日  所在地 平戸市紐差町1674  所有者 三輪神社
沖の島は平戸の中央部東側の木ヶ津湾内にある小島である。面積は約1ha、海抜10m程度の低平な地形をなす。干潮のときは北岸が本島とつながり、満潮時には離れる。島の中央には三輪神社がある。
樹叢は島全体をおおう。主木は、スダジイ・ヤマモガシ・ホルトノキ・ヤマモモ・モッコク・ヒメユズリハで、そのほか、イヌマキ・タイミンタチバナ・ヤマツバキ・クチナシ・カクレミノ・ハクサンボク・タブノキ・クロキなどの常緑樹が生育する。林下には、ヤブコウジ・テイカカズラ・サカキカズラ・キヅタ・トキワカモメヅル・ヤブランが生じる。
この樹叢には稀産種や珍種はないが、全体として原生状態をよく保っていて、かつての低地の照葉樹林の姿をよくとどめていて貴重な存在である。