六角井近くのナタオレノキ 五島市福江町
福江港ターミナルから福江商店街へ入る。奥浦方面への県道162号線により唐人橋へ向かうと、橋の少し手前の左手の一角に、大きなナタオレノキの木があり、説明板が付いていた。県道向い側には県指定史跡「六角井」があるところである。
五島市観光協会HP「五島市観光情報サイト 五島」天然記念物・植物による説明は次のとおり。
ナタオレノキ
種 別 天然記念物 指定年月日 未指定 所在地 五島市末広町
ナタオレノキは、別名サツマモクセイといわれているとおり、モクセイ科の植物で、10月中旬ごろ香り高い純白の花をつけ、街行く人の心をやわらげている。以前は、河川改修前の福江川がナタオレノキのたもとを流れており、川のせせらぎとともに、風情が漂っていた。
この木は雌雄異株の植物で、雌樹は少ないといわれているが、このナタオレノキは雌樹であり、老木ながら生気は盛んで、根回り10m、樹高8mの大木となっている。ナタでも折れる堅さから、この名が付いたと思われる。長崎県では、男女群島、奈留島船廻神社の社叢、平戸南部、中通島北部、対馬南部の神崎半島などに見られる貴重な植物である。