白 嶽 (1) 上天草市姫戸町姫浦
上天草市姫戸町を代表する山が白嶽(標高373m)。高さは念珠岳(標高503m)が勝るが、眺望は白嶽が圧倒的に優れている。
白嶽は独立峰ではなく連山。白嶽の外に矢岳、中岳、谷を挟み鋸岳などが連なる。「観海アルプス」と呼ばれ、九州自然歩道となっている。
この付近の山の特徴は、巨石とまでいかなくも、大石・大岩の山である。
白嶽森林公園へは、松島町内野河内から姫戸町へ抜ける県道290号線二弁当峠より登山道路があるが、私は姫戸町から県道266号線により牟田口まで行き、ここから上った。この道がよく整備され、帰りに二弁当峠へ下った。
(1)は、前日夕暮れの山頂からの展望と翌朝の湿原と不動の滝。(2)はこの翌朝の山頂からの展望。ドルメン(別項)へ回ると山頂までは1時間ほど要し、急登であった。
山頂説明板及び熊本県観光サイトHP「なごみ紀行 くまもと」による説明は次のとおり。
白 嶽
白嶽(標高373m)という名の由来は、遠くから眺めた屏風様の山の岩肌が白く見えることから名付けられ、山頂に積み重なっている岩石は約2億年前大きな山が陥没し、八代海を形成したとき上から崩壊した岩が折り重なって出来たものと言われています。
また、途中の谷は清冽な湧水で湿地帯となり、天然記念物「ヒモヅル」「ミズゴケ」の群生地としても重要な場所となっています。
(注意) ヒモズル・ミズゴケの盗掘・採取は厳禁 環境庁・熊本県
白嶽森林公園
雲仙天草国立内にある総面積50haの自然公園で、園内にはキャンプ場、不動の滝、矢岳神社、矢岳巨石群遺跡、九州自然遊歩道、天草では珍しい高地の湿地帯など、森林浴と癒しに最適な公園です。また、園内の外周の峯々を遊歩道で網図状に結び入園者が自分の体力にあったコースが選べるのが魅力です。
所在地 上天草市姫戸町