天草市(旧本渡市)に残るアーチ石橋 (2)
天草市(旧本渡市)に残るアーチ石橋は、6橋である。(1)は、市ノ瀬橋、施無畏橋。(2)は、志安橋、蓮河橋。(3)は、楠浦の眼鏡橋、平尾橋。
本渡市街にある国指定重要文化財の石造桁橋「祇園橋」は、別項参照。
N氏HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋 熊本県の石橋」によるデータは次のとおり。
写真 3 №174 志 安 橋 2004.01.03
天草市亀場町
宇土川
架設:明治15年(1882) 橋長:8.8m 橋幅:3m
国道266号線を牛深方面に進み、ジャスコの先の信号を左折(間違えて手前を左折し、ジャスコの業務用駐車場に入ってしまいました)、小さな小道を約200m進み、左手を注意してみると、案内標識があります。
志安橋は亀場町から枦宇土への往還道で亀川の支流「枦宇土川」に架かる石橋である。橋の形式は、太鼓型の眼鏡橋で、長さ8.8m、径間7.1m、幅3.0mを計る。
架橋年代は「明治15年暮秋」架橋世話人は「大塚光治、横山為吉、大塚芳太郎、同要太郎、同孫市」と親柱に記銘してある。
石橋の本体は痛みも少なく、小規模ながら周辺の田園風景とあわせて風情のあるたたずまいとなっている。
本渡市教育委員会
写真 4 №175 蓮 河 橋 2004.01.03
天草市枦宇土町
架設:1901年頃 橋長:15m 橋幅:7m 径間:2.6m 環厚:21cm
国道266号線亀川ダムを過ぎ、約500m先から左手に山道を約1km進んだ地点です。
内部確認のため約3年ぶりの訪問。上流側拱頂部、輪石はRCブロックです。