薬師寺のナギ 天草市河浦町今田
河浦町へ入って崎津天主堂を過ぎ、羊角湾の最奥部から福連木へ行く県道35号線へ入る。天草市河原支所前など中心部を過ぎ、今田まで北上する。集落の先に石橋「轟橋」があり、この新橋のところから右折する道へ入る。高台の数軒の農家を回り込むと薬師寺がある。
熊本県自然保護課「ふるさと熊本の樹木」資料による説明は次のとおり。
登録番号 No.222 登録 平成10年7月10日
薬師寺のナギ
所 在 地 天草郡河浦町今田2816
登録時の状況 樹令 238年 幹の太さ 3.0m 樹高 12m 枝張り 南北13.0m×東西16.0m
宝暦の頃お伊勢参りをすまし伊勢講の人参宮のしるした「鐘や、すず」等神社に奉納していた事が神社に記録されている。薬師寺のなぎは参宮一行が帰り路を奈良の春日神社にとり、ここで「なぎ」の種子を拾い持ち帰り、神社と薬師寺に蒔いたのが、薬師寺の分だけが成長したものでないかと考えられる。
宝暦十年参宮者に試算すると、平成10年で238年となる。