嬉野市(塩田町)に残るアーチ石橋  佐賀県嬉野市塩田町

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嬉野市(塩田町)に残るアーチ石橋  佐賀県嬉野市塩田町

佐賀県嬉野市(塩田町)に残るアーチ石橋は、2橋である。嬉野市(嬉野町)は先項にあり。
HP「長崎県の石橋を訪ねて」には佐賀県のもあり、説明は次のとおり。

写真  1  第   8 番  八天神社の眼鏡橋    嬉野市塩田町大字谷所乙
年代は不詳          長さ 11.14m  幅員  3.69m
佐賀県重要文化財
伝統ある塩田石工の面目を施す石橋。
御神官に話を聞いたところ、河川改修の再に移転を迫られたが、逆に水路のバイパスを作って、現在地に橋を残したとの事。

(現地説明板)          佐賀県重要文化財  石造眼鏡橋

全長十一米十四糎  橋巾 三米六九糎   橋高 四米六五糎
眼鏡橋と云うアーチ式石橋は寛永十二年に中国の僧如定が長崎に架設したのが日本で最も古くその後九州各地に広まったと云われるが長崎に近い佐賀県には極めて少なく殊に江戸時代のもので完構を保つのはこの橋が県内唯一のものである
この石橋は当社の千二百年大祭記念として当地の石工によって施工されたものである 文政九年二連アーチの眼鏡橋として計画されたが 結局一連アーチに変更され巨石材を両岸および底面に畳 基礎を堅固にして嘉永七年に完成した この形式の石橋は江戸時代における中国文化の影響を物語る文化的遺産として保存すべき価値がある
なお此の碑の石材は当時基礎に用いた巨石材の残品を保存されて来たものである
佐賀県教育委員会

写真  2  第 179 番  塩田町の石造眼鏡橋(大黒丸橋) 嬉野市塩田町大字五町田甲の吉浦神社参道に架かる。
元禄13年(江戸中期)に再建、明治33年再建  長さ 5.5m  幅員 3.5m
嬉野市指定文化財
塩田は長崎街道のルートにもなっていた古くから栄えた宿場町。この眼鏡橋も江戸中期に再々建と有るから、最初の架橋は相当古いものだと判断できる。
現在の車道のほうが遠慮している姿は好ましい。ついでに吉浦神社に参って和泉式部公園でも散歩してみましょう。
吉浦神社の境内に入ると桁式の石造の太鼓橋が迎えてくれました。