武雄市(山内町)に残るアーチ石橋 武雄市山内町
佐賀県武雄市に残るアーチ石橋は、4橋である。いずれも山内町にある。
HP「長崎県の石橋を訪ねて」の中に佐賀県のもあり、説明は次のとおり。
写真 1 第 114 番 宿 田 橋 武雄市山内町大字宮野
大正14年3月 長さ 18.0m 幅員 3.8m
町指定文化財
国道34号線から、相知への県道を走って右手に見える。地元の石工、山口龍三・文蔵親子及び大工山口竹作等によって建造されたと云う。
写真 2 第 180 番 鳥海の六地蔵橋 武雄市山内町大字鳥海の山内東小舟原分校の上流側に架かる。
明治期 長さ 4.2m 幅員 2.1m
県道から分校に入って右側の上流に向かうとすぐ。左上手には観音様と六地蔵が迎えてくれる。
大変立派な祠であるが、波佐見の皿山大神宮にも佐賀の名工、筒井関平作の祠が奉納されているように石材加工の名工が多かったことがしのばれる。右手に見えるのが文化6年(1,809年)作の六地蔵。
写真 3 第 181 番 黒髪神社の御神橋 武雄市山内町大字宮野の黒髪神社境内
未確認(そんなに時代の有る物だとは思えない) 長さ 4.2m 幅員 3.6m
なかなか良い感じの御神橋
二の鳥居は、肥前の鳥居と呼ばれる特徴を持っている。文化財の指定を受けているようだが、佐賀は肥前の鳥居の本家本元。佐賀県内には多くの肥前の鳥居が存在する。
写真 4 第 178 番 狩立の大切踏切近くの石橋? 武雄市山内町大字宮野の大切踏切から佐世保寄りに25mほど
年代は不詳 長さ 約2.5m 幅員 約2.7m
鉄道沿いの小川というか側溝に架かる。形状は紛れもなく石造アーチ橋なんですが、頂部に構造物が在るし、近くの人に聞いても、ここに踏み切りか何か有って渡っていたとの話は聞けない。
笹や雑草を刈ると良いのだろうが、刈ってしまうと楽に軌道敷き内に入れるから、子供なんかには危険だろうか?気になって仕方ないのでアップしてみることにした。
近くには昭和30年ごろ架橋の狩立鉄道橋梁が佐賀よりにある。