大村神社のオオムラザクラ 大村市玖島1丁目
大村公園は桜の名所。中でも大村城跡の上部広場にある大村神社前の桜は、たいへん珍しい品種である。八重桜の一種「オオムラサクラ」。公園に多く見られる。
国指定天然記念物。開花は4月中旬以降。美しいピンクの花をつける。現地説明板は次のとおり。開花画像は、あじこじ九州HP「長崎観光 九州」から。
全国の珍しい桜も植えられている。
国指定天然記念物 大村神社のオオムラザクラ
オオムラザクラは、昭和十六年、当時、大村の女子師範学校の教官であった外山三郎氏(のち長崎大学名誉教授)によって学会に報告され、命名された大変珍しい品種で、八重桜の一種です。
花は、八重桜を二つ重ねたような独特の二段咲きで、下の花を外花、上の花を内花といい、外側にあるがく片は十枚(桜の基本は五枚)、花弁の数が、多いものでは二〇〇枚にも達するなどの特徴があります。
大村公園に多く見られますが、大村神社社殿前の二本が、昭和四十二年に国の天然記念物に指定されました。ソメイヨシノより少し遅く、四月の中旬以降にピンクの花をつけます。
大村市の市花となっています。 平成八年三月 大村市教育委員会