善通寺の大楠 香川県善通寺市善通寺町3丁目
香川県HP「香川の環境」巨木による解説は、次のとおり。
善通寺境内の大グス
総本山善通寺の境内には、2本のクスノキの巨樹がある。
大門に近い方を「大グス」、その西北方のものを「五社明神大クス」と呼んでいる。
樹形寸法は、大グスのものである。
五社明神大クスは、樹高40mを越え、五重塔(高さ46m)と並ぶほどの高さである。胸高幹周が10m、すぐその上から南北に二つの支幹を出す。枝張りは、37mに及ぶ。その周囲には、石垣を築き、玉垣をめぐらせて手厚く保護されている。根元には、善通寺領の氏神である五社明神が祀られている。
2本のクスノキはいずれもが県指定の天然記念物である。
クスノキは、暖地に多い常緑高木で、病虫害も少なく、長命で老巨木となるものが多い。
材は、船用材、彫刻等に適しており、飛鳥時代の仏像にも使われている。
説明板には、「弘法大師誕生の時より繁茂しており、樹齢は千数百年を経た大楠」とある。
【データ】
樹高 29m 胸高幹周 12.3m 枝張り 27m
所在地 善通寺市善通寺町 指定状況 県指定天然記念物
【道 順】
JR善通寺駅から徒歩約20分