長崎外の古写真考 目録番号:2364 五重塔

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:2364 五重塔 

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:2364 五重塔

目録番号:1780 仁和寺五重塔
〔画像解説〕
仁和寺五重塔を塔西側から東に見上げる。辺りには小高い松の木と、御室桜が植えられている。手前の左右に続く参道は仁和寺の仁王門と金堂をつなぐ。仁和寺五重塔は寛永14年(1637)に徳川家光が創建した。各方約5.5m、高さ33mの朱塗の五層塔婆である。

■ 確認結果

目録番号:2364「五重塔」は、目録番号:1780「仁和寺五重塔」にあるとおり、京都市市右京区御室大内にある仁和寺の五重塔でないだろうか
真言宗御室(おむろ)派の総本山、御室御所とも言われている。仁和寺五重塔(重要文化財、江戸時代初期 寛永14年 1637年再建、本瓦葺、高さ32.7m)
復古式五重塔の代表作。塔は、各層の屋根の大きさがほぼ同じという江戸期の特徴を示している。現在の写真は、京都の塔から。