薩摩川内市里町(上甑島)の風景・史跡 (2)
甑島列島は、鹿児島県薩摩川内市に属し、串木野新港から38kmの県西方海上にある。上甑島・中甑島・下甑島が連なり、全長は約35km。面積は約119k㎡。甑島県立自然公園となっている。串木野新港から甑島の玄関・里港まで、高速船50分、フェリー1時間10分である。
薩摩川内市観光協会甑島案内所作成サイトによる「里町観光情報」の説明などは次のとおり。
写真 1〜 2 里地頭仮屋跡(里小学校校庭)
写真 3 津口番所跡
写真 4〜 9 ◇武家屋敷跡
ここは、江戸時代の郷士たちが住んでいた武家屋敷のあったところです。数百メートルに渡り丹念に積まれた玉石垣は保存もよく、訪れる者をいにしえの世界へといざないます。
写真 10 ◇八幡神社
祭神は(ににぎのみこと)。平安時代初めの嘉承2年(西暦894年)に、川内の新田八幡の宮里壱岐が分霊をいただいて来島、里村に社を立てて奉祀した。祭礼は、旧暦9月19日。古式による饗(あえ)の儀式や巫女舞が奉納される。
写真 11〜 16 ◇隠れ山
藩政時代には薩摩藩において真宗の信仰が厳禁されていました。天保か文久の時代にかけて大弾圧を受けた際に、里村の信徒たちが仏像や経文をここに隠し、隠れ念仏の場所として難を逃れたと言われています。