石 橋? (2) 長崎に残る煉瓦造アーチ式石橋  長崎市平野町・坂本1丁目

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石 橋? (2) 長崎に残る煉瓦造アーチ式石橋  長崎市平野町・坂本1丁目

長崎大学附属病院前、バス通りは左の医学部通りへ上がって行く。すぐ坂本から流れる小川の上を高い橋が渡る。橋から下手の小川を覗くと、壊れかけた煉瓦造の階段橋が駐車場となった高い石垣で行き止まっている。

次の小橋は、医学部通りへ行かず、まっすぐに長崎大学附属病院正門横から坂本の高台の方に車道を上がる。左側に車道はすぐ小溝を渡る。住宅の下道から回って見ると、小さなダム施設があり、先の車道下の取り入れ口が、下水溝のようにして煉瓦造の小石橋となっている。れっきとした市道が上を渡るから橋と言える。

大学病院が現在地の坂本にあるのは、第五高等中学校医学部時代の明治24年(1891)から。敷地を整備したいずれかの古い年代に架橋したと考えられる。
長崎原爆落下中心地はすぐ近くである。階段橋とも灼熱の地獄を見て、被害に耐えた貴重な遺構の石橋と思われる。