三和の散策 (8) 宮崎の風景・史跡 長崎市宮崎町
長崎市の三和地区は、市街から南西に突き出した長崎半島の中央部に位置する。三和の散策(8)は、宮崎の風景・史跡。
川原海水浴場手前の蛇紋岩の円礫浜、長崎市立川原小学校、池の御前神社、川原大池公園、同オートキャンプ場、川原海水浴場、大池の排水門、周遊道路から大池を望む
昭和30年2月、蚊焼・為石・川原三村合併で「三和町」が誕生。平成17年1月4日、長崎市に編入された。
長崎さるくマップブック「三和界隈」82〜83頁による説明は次のとおり。
写真 1〜 蛇紋岩の円礫浜
蛇紋岩はかんらん岩が水を含んで変質してできた岩石です。脂肪光沢を持った濃緑色の岩石で、栄上を中心に三和地区一帯に広く分布します。この蛇紋岩の礫だけでなる円礫浜は日本でも珍しい貴重なもの。川原本村海浜と川原海水浴場一帯に広がっています。
写真 4〜 池の御前神社
ここには当地の領主・河原大蔵太夫高満が正暦5年(994)11月に愛娘阿池(おち)姫の冥福を祈念するために建立したという伝説が残っていて、池の御前様とも呼ばれています。祠が3基あり、元禄5年(1692)建立の中祠は豊玉比古命、豊玉比売命が御祭神です。
写真 7〜 川原大池
広さ約13ha、周囲約1.9km、最大水深約9mの淡水湖です。池には鯉、フナなどの淡水魚が生息し、湖岸には九州西部北限のハマナツメなどの樹林が広がっています。公園一帯は野母半島県立公園の中心地にあたり、社叢(しゃそう)一帯は県指定天然記念物の樹林地帯です。
「川原大池—阿池姫(おちひめ)伝説と湖畔風景」は次を参照。
https://misakimichi.com/archives/147