1−E 帆掛山の山頂直下 (確認 長崎要塞第一地帯標 第十五号)
尾根道を北に向けて急な登りが10分ほど続き、帆掛山(植林地となり地元で「ヒノキ山」とも言う)三角点172.2mに着くすぐ手前、竹林内平地の溜穴の傍らに建つ。
標石は「長崎要塞第一地帯標」「第十五号」である。
この道は、女神大橋天門峰から飽の浦峠を通り稲佐岳へ続く縦走路である。障子岩山は戦時中、陣地構築のため山容を変えた。今は西泊ヶ丘と称し広場となっている所もあるが藪である。
障子岩山の今も残る陣地跡や三菱造船所が直下に見える立神山を通るが、この尾根道には地帯標石2本と天門峰の地理局測点以外、見あたらない。
なお、その後の平成19年7月29日、飽の浦峠の手前、旧峠道市道の道脇に「長崎要塞第一地帯標」「第一六九号」が見つかっている。
詳しくは、次の記事を参照。 https://misakimichi.com/archives/145