岩立神社のエノキ 長崎市香焼町
香焼行政センター前バス停から円福寺の参道入口鳥居の方へ行き、石段を登って行くと中段くらいの左方に児童公園があり、奥が岩立神社である。
岩立権現(神社)と称し、延宝2年(1674)頃に建立されたと伝承される神社。従来、村社といわれ、毎年10月17日が大祭で、昔は宮相撲で賑わったそうである。
指定のエノキは神殿の右高台に立つ。境内には外に4〜5本のエノキの大木があった。
円福寺から上丹馬まで上がると、豊前坊社鳥居横にも、旧「町の木」のモデルとなった同じ幹回りのエノキの大木がある。後ろの4枚の写真がそれ。
豊前坊社のエノキは、次項を参照。 https://misakimichi.com/archives/191
双方とも、旧町指定平成8年5月23日、市指定平成17年8月22日だったが、岩立神社のは知らず、紹介もれとなっていた。
長崎市教育委員会「文化財めぐり 香焼地区の文化財」平成19年1月発行による説明は次のとおり。
岩立神社のエノキ (市指定天然記念物)
エノキは、ニレ科の落葉高木です。岩立神社のエノキは、樹齢約200年(推定)で、樹高約20m、幹回り約4mを測り、岩立神社の境内で最も古い木であり、樹勢も旺盛です。
側に香焼村が明治31年(1839)に深堀村から分村したことを記念して大正2年(1913)に建立された記念碑があります。