潮見崎観音と月見台 長崎市茂木町
長崎市茂木から宮摺の方へ向う。茂木港の南側先端、防波堤が出ている上に「潮見崎観音と月見台」がある。
平野露治氏著「茂木史談」昭和63年刊、第4章名所・旧蹟等38頁による説明は次のとおり。
潮 見 崎
潮見崎観音堂は宝永3年(1706)の開山。本尊は十一面観音として信仰され、長崎の市中からも参拝者が多い。8月10日の千日祭は夜店もたくさん出てにぎわっている。
月見台は潮見崎の上にあり、注連(しめ)が崎ともいう。月は赤井が崎の上から出て、その光を海に映し、注連が崎、月見台の下にかけて布を引いたようになるので、「布引の月」といっている。