諌早市郷土館のハマセンダンとリュウゾウジヤナギ 諌早市西小路町
国道207号線の諌早市宇都町交差点から市役所方面へ向い、上山公園駐車場先の天祐寺前交差点からすぐまた右折すると、天祐寺の先の県道左方に「諌早市郷土館」がある。
諫早の貴重な郷土資料を多数展示している。入館料は無料。
諫早の原始から近世までと水害・干拓などの展示コーナーがある。前庭には街道標石など昔の諫早を偲ぶ資料が屋外展示されている。
「ハマセンダン」の大木は、この庭の最奥に立つ。「諫早の名木30選」によると、幹囲2.45m、樹高16m。植物図鑑による「ハマセンダン」の解説は次のとおり。
ミカン科 ハマセンダン Evodia meliifolia Benth.
・落葉高木。雌雄異株。 ・葉は長さ20〜30cmのある奇数羽状複葉で、小葉は長さ3〜10cmくらいで披針状楕円形〜卵形です。 ・樹皮は黒褐色で滑らかです。 ・夏に枝先に白い小さな花がたくさん集まって咲き、チョウ、ハチ、ハナアブなどたくさんの昆虫がやってきます。
分布は、本州、四国、九州、琉球列島;南朝鮮、台湾。
郷土館庭の名木「ハマセンダン」の手前には、「リュウゾウジヤナギ」が植えられ、石柱の名札があった。
聞くと佐賀市龍造寺庭園にある木から枝分けしてもらったまだ幼木。ヤナギ科でも珍しい一種。佐賀でももう稀少種となっているそうである。
HPを調べるが、詳しい解説はまったくない。写真もなかった。