長崎の石・岩・石造物 (長崎市)」カテゴリーアーカイブ

長崎市飯香浦町 甑岩東南の「韓甫石」

イメージ 1

イメージ 2

長崎市飯香浦町 甑岩東南の「韓甫石」

昭和13年「長崎市史」に記す甑岩東南にある「韓甫石」という珍しい陰陽石。「傳へて謂ふ韓甫は右巨人の名で石は其の精気の凝りてなったもの」「観るものを笑を催さゞるはない」とあって探しに行った。地元では「まらいし」と言う。
「長崎名勝図絵」には「韓羅石」で紹介されている。

「日吉青年の家入口」バス停から右の標識のある市道上線に入り、約700mほど下った三叉路の道下植林前に見える。

「十五様」祠   小浜富津弁天公園と長崎茂木赤崎鼻にもあった

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

「十五様」祠  小浜富津弁天公園と長崎茂木赤崎鼻にもあった

天草の漁民信仰「十五様」(じゅうごさま:阿蘇ネットワーククラブHP「天草の歴史」がある)の石祠が、長崎の富津と茂木にもあることがわかった。天草の歴史と深い結びつきがあり、海上交易や時の属地がもたらした関係と思われる。

小浜町・小浜町教育委員会「おばま—史跡巡りガイド—」平成11年刊の説明は、次のとおり。
●じゅうご様
弁天山公園の先端に祭られている。ジュウゴ様と呼ばれる漁の神様は竜宮神から発していると思われる。祭地には石の祠堂が2つあり、昔から祭られている方の祠には自然石が納められている。
漁師は、沖に出て釣り糸を入れる時「ジュウゴ様」と言って縁起を担いだという。他の漁師町でも「ジュウゴサン」等同じ信仰がみられた。