さが名木100選 26〜28 川古・武雄・塚崎の大楠(クスノキ) 佐賀県武雄市
佐賀県武雄市にとてつもない3本の大クスノキがある。全国クスノキ巨木の順位から川古は第5位、武雄は第7位、塚崎は第53位とされている。
平成20年3月20日、黒髪山の帰りに寄って写した。
佐賀県同パンフレットによる説明は次のとおり。
26 川古の大楠(クスノキ)
・所 在 地 武雄市若木町川古7845−1
・推定樹齢 3000年
・大 き さ 樹高 25m 幹回り 21m 枝張り 27m
・登録番号 06309
環境省の調査では、全国第5位とされている。幹の南西部には空洞があり、その中には稲荷の石祠が祀られ、奈良時代には、名僧行基がここを訪れ、大楠の一部には2.4mの観音像を刻んだと伝えられている。
大楠周辺は川古の大楠公園となっており、連日、県内外から観光客も絶えず訪れられている。
国天然記念物(大正13年12月9日指定)
27 武雄の大楠(クスノキ)
・所 在 地 武雄市武雄町武雄5334−2
・推定樹齢 3000年
・大 き さ 樹高 30m 幹回り 20m 枝張り 33m
・登録番号 06314
このクスノキは、武雄神社裏手の御船山山麓にあり、環境省の調査では、全国第7位とされている。
本幹には、12畳敷きの広さの空洞がある。また、武雄市で一番古い武雄神社の御神木とされており、地元の守り神として親しまれている。
市天然記念物(昭和45年7月15日指定)
28 塚崎の大楠(クスノキ)
・所 在 地 武雄市武雄町武雄5563−2
・推定樹齢 2000年
・大 き さ 樹高 18m 幹回り 13.6m 枝張り 18m
・登録番号 0627284
武雄市文化会館横の高台に位置しており、昭和38年の落雷によって、本幹の9m以上が失われ、中は空洞になっている。
推定樹齢2000年といわれており、県でも重要な文化財である。
市天然記念物(昭和60年4月22日指定)