若宮稲荷神社のコウヤマキ  長崎市伊良林2丁目

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若宮稲荷神社のコウヤマキ  長崎市伊良林2丁目

秋の祭り10月14,15日に狐の姿をして行われる「竹ン芸」行事で有名な若宮稲荷神社は、長崎市伊良林2丁目にある。風頭公園下の龍馬通り上段から神社へ下る車道がある。

神社説明板の古写真に写っている大きなマキと、クスノキが現在もそのまま残っている。マキの神木は幹まわり4mある。ものすごい高木である。神社に尋ねると「コウヤマキ」と言っているそうだ。神社参道には、石橋の参道橋がかかり、方形の鳥居も珍しい。

「コウヤマキ」とは「高野槇」のこと。悠仁親王のお印の木。このくらい大きかったら市指定天然物ものだろう。HP「自然界へようこそー巨樹巨木ー樹種解説書」による説明は次のとおり。

高野槇 コウヤマキ  学 名 Sciadoptys verticillata
スギ科 コウヤマキ属 常緑針葉高木

概 要 マキと呼ばれる樹には、コウヤマキ・イヌマキ・ラカンマキがありますが、コウヤマキはスギ科、イヌマキとラカンマキはマキ科です。
日本特産種で、コウヤマキ科と1科をたてる場合もあり、この場合には、1科1属1種の木ということになります。
真言宗総本山のある高野山(和歌山県伊都郡高野町)に多いのでこの名がありますが、「木曽の五木」の一つに数えられる良木です。
分 布 本州(福島県以西)、四国、九州(宮崎まで)
特 徴 大きいものでは高さ40m、直径1.5mを超すものもあり、3〜4月に花を付け、球果は長さ8〜13センチの楕円状円柱形で、翌年の秋に褐色に成熟します。しばしば球果の先に葉が出る。
樹皮は赤褐色で縦に裂け、長い片で剥がれる。長枝には褐色の鱗片葉が螺旋状につき、短枝には2個の葉が合着した長さ6〜13センチの線形の葉が20片ぐらい輪生する。
用 途 庭木、建築材、器具材、船舶用材など。材は耐水性があるため、風呂桶などに重用されます。

また、HP「恵那山ねっと」によると「ヒマラヤシーダー、ナンヨウスギとともに、世界の三大庭園樹としてその樹形の美しさが賞賛されているコウヤマキ。現在では日本だけに残り、福島から西の本州、四国、九州の山地に自生しています」という。