享保用水路 えびの市大字大河平
サイト「近世以前の土木・産業遺産」宮崎県リストによるデータは、次のとおり。国道221号えびの市五日市交差点から、川内川の上流「クルソン(狗留孫)峡」の方へ向かうと、林道脇に享保用水路が流れる。享保水路地図参照。
クルソン大橋分岐に「享保水路説明板」があり、これからバラス林道に入り石床の立石林業(株)山林詰所近くに「享保水路記念碑」、しばらく先に進むと「享保水路井堰」があり、ここが川内川からの取水口である。
下流側の「享保水路太鼓橋」は、前記事とした。国道221号八幡岳公園入口のところに「享保水路改修之碑」があった。一部当時のままの区間があるようだが、どこかわからなかった。
享保用水路 きょうほう
えびの市 川内川 用水路 長6.8㎞,幅2.1m 享保17(1732) WEB 昭和7-10、54-60に大改修/一部当時のまま 川内川上流から取水し、飯野平野一帯の水田を潤す用水路/言い伝えによると、瑞山寺の僧が水利計画を思い立ち、村民の総意を得て、測量器具のない時代、提灯をあちこちに置いて土地の高低差を測り、苦労をして造られたとされる 3 C
文化遺産オンラインによる「享保水路井堰」の説明は、次のとおり。
享保水路井堰 きょうほうすいろいぜき
近代その他 / 明治 / 九州
宮崎県
明治/1906/1914・1926-1988改修
石造、堤長31m、堤高2m
1基
宮崎県えびの市大字大河平字石床地先
登録年月日:20040217
上方土地改良区
登録有形文化財(建造物)
享保水路へ用水を取り入れるために川内川上流に築かれた取水堰。堤長31m,堤高2mで,下流側の法勾配を約1割とした布積の石造堰に石張の水叩が連続する精緻なつくりの石造構造物。えびの市東部316haの農地を潤してきた灌漑用水の要となる施設。