山川郷地頭仮屋・跡の石塀 指宿市山川新生町
サイト「近世以前の土木・産業遺産」鹿児島県リストによるデータは、次のとおり。旧山川町役場・現指宿市山川支所敷地が山川郷地頭仮屋跡である。国道269号などにより指宿温泉先の山川中心部まで行く。
山川郷地頭仮屋・跡の石塀 やまがわ
指宿市 <山川郷地頭仮屋> 石塀(布積崩し、山川石) 江戸期 市有形 WEB 山川庁舎 1 C
現地説明板は、次のとおり。
市指定有形文化財 地頭仮屋跡石塀
この旧山川町役場の庁舎を取り囲んでいる石塀は地頭仮屋時代のものです。
地頭仮屋は江戸時代に山川郷の政治をつかさどっていた役所で、曖(あつかい)・横目・組頭の三役が置かれていました。
曖は郷士年寄とも呼ばれ、郷内全般の政務をつかさどり、横目は諸務取次、検察訴訟にあたり、組頭は郷士の指導と仮屋の警備にあたっていました。
現在、北側と南側は殆ど原型を留めていませんが、東側と西側は大部分が残っています。明治初年に地頭職制が廃止されてから、軍政所、学校と変遷をへて今日にいたっています。
平成14年2月1日 指宿市教育委員会