藤原の猪垣  日出町藤原 ( 大分県 )

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藤原の猪垣  日出町藤原

サイト「近世以前の土木・産業遺産」大分県リストによるデータは、次のとおり。国道10号日出町豊岡あたりから古城山中腹を行く広域農道まで上がると、「ようこそ殿様道路へ」の標識があり、日出バイパス高架下を直進する。道が交差する広場に「殿様道」の史跡案内板があり、ここが「東鹿鳴道」山道入口となる。
万全を期してこの古道を登ったが、今は歩く人が少なく荒れてて、歩行は困難となっている。石切り場跡や駕籠立て場跡を見ながら、東鹿鳴越の鞍部まで1時間以上を要した。山香側に左へ平坦な道へしばらく進むと、七ツ石山・西鹿鳴越方面への尾根縦走コース入口がある。すぐ先には、山香側から農道が上がっていたので、少しガックリときた。

植林地内の縦走コースに入り登って行くと、左側にかつて大友氏の山城が築かれたという古城山(こじょうのやま 標高557.8m)へ往復する道案内がある。猪垣(石塁)は、リストでは最初「古城山山頂付近」と記しているが、山頂付近には何も見当たらない。
「猪垣(石塁)」とは写真のとおり、この縦走コース中の古城山分岐道入口あたり左右に見られた長さ約50mほどの石積みのことではないかと判断した。

藤原の猪垣 ふじわら
(速見)日出町 鹿鳴越尾根縦走路の古城山分岐道付近 猪垣(石塁) 長約50m 江戸期? 町教委/WEB(みだき道人) 部分的に保存状態良好だが高1m以下であり、猪垣である保証はない 2 C      

ひじナビ[日出町観光協会]による鹿鳴越道の説明は、次のとおり。

鹿鳴越道

【かつてにぎわった山岳道】
波穏やかな別府湾に面する豊岡の背後には、大空に向けて突き出すようにそびえる鹿鳴越(かなごえ)の険しい山々が連なります。豊前と豊後を往来する道は、古くから鹿鳴越の山々を越えるのが通例であったといわれます。
東鹿鳴越を越える道は通称「東鹿鳴越道」「豊前道」と呼ばれ、日出藩主も利用していたことから、地元では「殿様道」と呼ばれてきました。
一方の西鹿鳴越を越える道は通称「西鹿鳴越道」「宇佐道」と呼ばれた。西鹿鳴越道は、1551年9月にキリスト教の宣教師フランシスコ・ザビエルが大友宗麟の招きを受け、山口より大分に向かう途中陸路を歩いたといわれている峠道でもあります。

[アクセス]JR豊岡駅より徒歩90分
(車)国道10号線松屋寺入口交差点を山手へ10分
[駐車場]登山の場合は山田湧水駐車場をご利用ください。