原尻古井手の切通し 豊後大野市緒方町原尻
サイト「近世以前の土木・産業遺産」大分県リストによる説明は、次のとおり。県道7号原尻の滝上流、倉園交差点から原尻橋を渡る。原尻簡易郵便局前まで行って里道を右折し、緒方川岸の広場終点まで行く。上戸石風呂の史跡案内板が広場にあり、少し歩くと川に面した岩場の上戸石風呂に着く。
この岩場一帯2箇所が原尻古井手の切通しであり、開削された跡が残る。水路はその後、素掘りトンネルに代わり、広場終点に吐き口があった。井手跡(樋を通していた?)のこの区間は、今、通路となっている。
「正保二年」の刻銘(2ヶ所)とは、崖面では不明。広場の石碑のことだろうか。
原尻古井手の切通し はらじり
豊後大野市 (原尻)<原尻古井手> 切通し(水路) 長約30m 正保2(1645) 市教委 元禄8(1695)にシューカットの隧道が掘られ使われなくなった→人道として使用されている 井手跡に「正保二年」の刻銘(2ヶ所)/切通しの部分がそのまま水路になっていたのではなく、樋を通していたのではないかと推定されている/『地方温古集「井手・堤出来暦之事」』に、「正保二酉年出来、其後捨る」と記載されている 2 C