甘夏みかん原木 芦北町田浦町
現地説明板は、次のとおり。芦北町田浦基幹支所玄関脇にある。
甘夏みかん原木
この樹は、昭和26年3月、鶴田源志氏他3名の農家が大分県津久見市から、カラスのつつく甘い夏みかんの穂木を貰って持ち帰り苗木に育て、日本で始めて田浦町に植付けられた「甘夏みかん」原木のうちの1本である。
これらの樹から採穂され、育てられた子孫の苗木は、熊本県内から九州全域に広まり、更に、本州、四国へと渡って植付けられ、町内だけでも約500ヘクタールの果樹園に推計40万本が植栽され、「日本一の甘夏みかん産地」として名声を博するまでに成長している。
甘夏みかんが導入されて以来35年間、町の発展に貢献した功績を讃え、町のシンボル樹として、鶴田庶氏の好意により最初の植栽地から此処に移植したものである。
昭和61年6月 田浦町長 市川 信明