豊前坊の石切り場跡  長崎市本河内2丁目 ( 長崎県 )

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豊前坊の石切り場跡  長崎市本河内2丁目

長崎の江戸時代の主な石切り場跡、風頭山・城の古址・豊前坊の3箇所を訪ねた。これは、豊前坊の現況。
豊前坊の石切り場跡は、田手原町から飯盛神社(豊前坊)駐車場まで行く。神社すぐ下の鳥居のところに赤い稲荷堂があり、稲荷堂の左下へロープを張った山道を下ると、石切り場跡の入口に着く。クライマーの訓練岩場となっている。
布袋厚著「長崎石物語 石が語る長崎の生いたち」長崎文献社2005年刊の84〜85頁による説明は、次のとおり。これは間接的な記述。豊前坊の石切り場跡はあまり知られていない。

彦山に分布する岩石—「七高山めぐり」の名所にある異色の岩石

電車の終点「蛍茶屋」から南東に、みあげるような急傾斜の山が迫っている。これが、「彦山」である。その左奥にみえる同じぐらいの高さのとがった山は「豊前坊」(ぶぜんぼう)という。どちらも、長崎で正月に行なわれる年中行事「七高山めぐり」のコースにはいっている。…
彦山、豊前坊の岩石は、複輝石安山岩よりもやや明るい灰色の均質な安山岩である。…この岩石は、長崎の地質関係者のあいだで「彦山溶岩」などとよばれているので… 数こそすくないものの、街のなかで彦山溶岩がつかわれている。…