裂田溝(安徳台の狭窄部) 那珂川町安徳
サイト「近世以前の土木・産業遺産」福岡県リストによるデータは、次のとおり。国道385号山田交差点あたりから水路沿いの町道を辿ると裂田溝公園があるが、核心部ではない。さらに北東へ下ると、県道575号を跨ぎ、安徳台の住宅地先に裂田神社があり、カワセミ公園となっている。ここが裂田溝(安徳台の狭窄部)で、遊歩道が整備されている。
裂田溝(安徳台の狭窄部) さくたのうなで、あんとくだい
(筑紫)那珂川町 裂田溝の切通し部 切通し(水路) 長約5㎞の溝のうち、約200mの区間 4世紀の可能性 町教委/松木洋忠 阿蘇溶岩流を開削した区間が残る/補強用のアンカーの跡が丸見え/修景改修(遊歩道が整備されている) 日本最古の農業用水路(『日本書紀』に登場する=周辺の発掘調査からも、時代推定はほぼ確か)/溶岩流開削区間のオリジナル性は失われているが、「雰囲気」はそのまま伝わってくる。このような古代に、溶岩流を開削するだけの技術と、地形的な必然性があったことは、よく分かる 2 A