伊古遺跡  雲仙市瑞穂町西郷伊古名 ( 長崎県 )

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伊古遺跡  雲仙市瑞穂町西郷伊古名

長崎県教育庁学芸文化課HP「長崎県の遺跡大辞典」による説明は、次のとおり。伊古公民館のところに説明板があった。

遺跡名 伊古遺跡(いこいせき)

所在地 雲仙市瑞穂町西郷伊古名
緯度 北緯32°51′57″ 経度 東経130°14′40″
標高 15〜20m 地形 扇状地
種別 遺物包含地 時代 縄文時代草創期〜中世
資料所在地 雲仙市教育委員会 指定状況 未指定
参考文献等 辻田直人「長崎県の動向」『九州旧石器』第10号 九州旧石器文化研究会 2006
川道 寛「長崎県の動向」『九州旧石器』第11号 九州旧石器文化研究会 2007

遺跡・史跡の概略
伊古遺跡は、島原半島北側に広がる扇状地上に位置する。西側は西郷川が流れ、東側には雲仙山系より続く比高差5mほどの台地が延びる。遺跡はその間に広がる水田地帯に位置し、古来より条里跡として知られていた。平成15年に行われた県営圃場整備事業に先行する試掘調査において、遺跡範囲の拡大と、弥生時代中期〜後期の大規模な集落が展開することが明らかとなった。その後の本調査では、弥生時代のみならず様々な時代の遺物遺構が検出されている。縄文時代では細石器と土器の共伴関係が見られ、2,000点近い資料が検出されている。弥生時代では甕棺や住居跡、環濠の可能性のある溝などが見つかっている。また、旧河川跡から多くのウッドサークルと共に大量の土器も検出されている。中世においても多くの資料が見られ、初期龍泉窯系青磁碗を副葬する土坑墓(木棺墓?)や礫を敷き詰めた道路跡、100枚以上の土師皿を礫と共に集中廃棄している祭祀遺構など多くの遺構・遺物が検出されている。

主な遺構
弥生時代住居跡、甕棺、ウッドサークル、中世道路跡、土師皿集中廃棄遺構
主な遺物
細石核、細石刃、弥生時代土器・石器、輸入青磁・白磁、瓦器碗、石鍋