烏帽子坑跡  天草市牛深町西田代又

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烏帽子坑跡  天草市牛深町西田代又

天草市HPの文化財による説明は、次のとおり。牛深ハイヤ大橋を渡って、下須島の西岸「小森海岸」へ行くが、かなり遠い。「小森海岸」は、日本の夕陽百選の地である。

烏帽子坑跡
■指定区分 市指定
■指定種別 史跡
■指定年月日 平成4年12月2日

烏帽子坑は、明治30年天草練炭株式会社が創業を始め、数年間採炭されました。下須島西岸の海を隔てた「烏帽子瀬」に構築され、今も当時の姿をそのまま残している珍しい海底炭鉱跡です。
牛深を中心とした天草南部炭田は、俗に「キラ炭」と呼ばれる無煙炭で、カロリーが高く、揮発性の強い優秀な石炭で、軍艦の燃料となりました。このため、当時の海軍省などの天草炭田への期待は大きいものがあり、海底掘進という危険性があっても、露頭する炭層の採炭に着手し出炭しましたが、湧水等に悩まされ、数年間ほどで創業を中止したとされています。
それ以降約110年の間、何十回もの台風が来襲し大波を受けたにも関わらず、赤土と松ヤニを混ぜて接着したとされるアーチ型の赤レンガの坑口は現代にもその姿を留めています。
烏帽子坑の奥、西海岸に沈む風景は「日本の夕陽百選」にも選ばれています。

■地域 牛深
■所在地 牛深町字西田代又1103−2 海上にあるため、接近はできません。