揖宿神社の社叢 指宿市東方
鹿児島県教育委員会HPの「鹿児島県の文化財」による説明は、次のとおり。
揖宿神社の社叢(いぶすきじんじゃしゃそう)
【所在地】指宿市東方733番地
【種 別】県指定天然記念物
【指定年月日】平成15年4月22日
1 社叢は神社の森のことであり,揖宿神社の社叢の一部3,057㎡の区域を選定している。
2 かなり狭い神社の境内にある森に,クスノキ,エノキ,イチョウなど多くの巨樹が生育し,その樹高が20mを超えることなど,大木がまとまって群生しているのは貴重である。
3 これらの巨樹にはランの一種であるボウラン,キバナノセッコクなどの他にアコウなどの木本植物も着生している。特に,暖温帯において,アコウが締め殺し植物的な生長を示していることは注目すべきことである。
4 クシノハシダ,クワズイモ,リュウキュウスゲなどの南方系の植物も自生している。
5 まとまってクスノキ巨樹8株が生育しているのは県内において類がない。
(昭和47年指宿市指定推定樹齢約700年)
目通幹囲(m) 樹 高(m) 目通幹囲(m) 樹 高(m)
1号 6.7 約21.0 5号 9.0 約25.0
2号 5.9 約21.0 6号 6.3 約30.0
3号 8.3 約25.0 7号 9.1 約30.0
4号 8.1 約25.0 8号 6.9 約20.0
※ 樹勢はいずれも良い。