山川薬園跡及びリュウガン  指宿市山川町新生町

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山川薬園跡及びリュウガン  指宿市山川町新生町

鹿児島県教育委員会HP「鹿児島県の文化財」による説明は、次のとおり。山川薬園跡は、その後、明治34年から昭和44年まで、山川小学校校地となっており、碑がある。

山川薬園跡及びリュウガン
【所在地】指宿市山川町新生町 35
【種 別】県指定天然記念物・県指定史跡
【指定年月日】昭和 29 年3月 15 日

山川薬園跡は,万治2(1659)年,島津光久の時に設けられた薬園の跡で,当時島津氏は,佐多,山川,吉野の三カ所に薬園を設けて薬用植物の栽培に努めたが,このうち最も古いのがこの薬園である。当時は山川の島津薬園とよばれ,リュウガンのほかにレイシ,ハズ,キコク,カンラン等多くの植物が栽培されていたといわれる。
リュウガンは中国南部や台湾に自生するムクロジ科の樹木で,4〜5月頃に芳香のある白い花を咲かせ,7〜8月に直径1〜2 cm,褐色で球形の実をつける。果肉は汁が多くて甘く生食もするが,乾燥させて強壮薬として用いる。
この地のリュウガンは,高さ 10m,幹回り 3.5m,根回り6 m ほどで樹齢 300 年と推定される老木で,唯一薬園跡に残っているが,周辺には幼木も植えられ保護されている。